日本人のための PubMed 文献検索補助ツール
日本人のための PubMed 文献検索補助ツール
PubMedとは米国国立医学図書館(NLM)が作成する、MEDLINE(メドライン)を含む医学分野の代表的な文献情報データベースです。
このMEDLINE では世界中の5,200 誌以上の雑誌に掲載された文献情報を検索できます。
PubMedX は、この PubMed を使い倒すための拡張機能で、以下の機能を備えています。
・文献タイトルおよび抄録部分を英日翻訳して、ページ内に表示します。
・Impact Factor を色分けして表示します。
・Open access の PDF が入手可能である場合には、PDF へのリンクボタンを表示します。
・ページ全体を Google 翻訳するためのボタンを表示します。
・論文にメモを記録できます。
・PubMed ID や DOI を含む URL への独自リンクボタンを設定できます。
PubMed はほぼ全て英語ですので、日本人にはやや敷居が高いです。
PubMedX は、PubMed のページ内の文献タイトルおよび抄録部分を英日翻訳して、ページ内に表示してくれます。
ページ全体を翻訳するのとは異なり、英語の情報が保たれているため内容の把握が容易となります。
日本語を読む方が英語を読むよりも早い大部分の日本人において、日常的な文献検索にかかる時間とストレスは大幅に軽減されるでしょう。
Impact Factor を色分けして表示することで、より重要な文献に注目しやすくなっています。地味に便利です。
Open access の PDF が入手可能である場合には、PDF へのリンクボタンを表示してくれますので、リンクをたどったり苦労して文献を探す必要はありません。
PDF が見つからなければフルテキストページへのリンクボタンが表示されます。
ダウンロードしても法的に問題の無い PDF ですので、安心してご利用ください。
ページ全体を Google 翻訳で見たい場合のために、Google 翻訳で現在のページや PubMed Central のページを開くためのボタンを表示します。
論文にメモを記録できます。
PubMed にログインしていれば、メモを書き込むスペースが表示されますので、ちょっとした記録や内容のまとめなどを保存できます。
論文メモは、EMUYN LLC のデータベースに、ログインユーザー名とともに記録されます。
メモを付けた論文リストの一括ダウンロードや、メモ内容から論文内容を検索することもできますので、PubMed の活用の幅が大きく広がります。
PubMed ID や DOI (デジタルオブジェクト識別子) を含む URL への独自リンクボタンを設定できます。
様々なサイトへのリンクをご自身で設定することが可能です。
例) URL: https://doi.org/$doi ラベル: DOI検索
この機能を用いて海賊版PDFのダウンロードサイトへのリンクボタンを設定することも可能ですが、そのようなご利用方法はお控えください。
---------- 注意事項 ----------
なお、この拡張機能では、Google もしくは DeepL の英日翻訳機能を利用しています。
初期状態では Google を利用しますが、 Google で翻訳できるテキストには一日当たりの上限があるため、利用状況によってはエラーが発生します。
ユーザー数が多い場合にはこの傾向が顕著となります。
DeepL 翻訳の利用には、APIキーの設定が必要です。
APIキーはユーザー様ごとに無料で取得でき、2021/10現在、500,000文字/月まで使えます。
この無料APIキーを下記の方法で設定していただくことで、上記エラーは発生しなくなりますので、ぜひ設定をお願いします。
ここで設定したAPIキーはブラウザの個人設定領域に記憶され、この拡張機能の開発元である Emuyn LLC が取得・保管することはなく、ほかのユーザー様の翻訳に利用されすることもありません。
---------- 履歴 ----------
ver 2.1.1
PubMed にログインしていないとメモ機能が利用できないのでわかりやすい表示にしました。
EMUYN 製品へのリンクロゴを追加しました。
製薬会社様など、 非営利組織・医療機関・教育機関以外での継続的なご利用には、 寄付によるサポートをお願いすることとしました。
ver 2.0.2
メモ表示修正
(直前の ver 2.0.1 にて新規インストールができないバグが混入していたのを修正しました。ご迷惑をおかけしました。)
ver 2.0.0
論文にメモをつける機能を実装しました。この機能をご利用いただく際には、書き込んだメモの内容とともに PubMed ユーザー名が EMUYN LLC のサーバーに保存されますので、事前にプライバシーポリシーをご確認ください。
独自リンクボタンを設定する機能を実装しました。
ver 1.2.0
Open access の PDF が入手可能である場合には、PDF へのリンクボタンを表示する機能を追加しました。
レスポンシブ表示に対応しました。Kiwi Browser などにてスマホでも利用できます。
Manifest v3 に対応しました。
ver 1.1.2 キャッシュ効率化
ver 1.1.1 表示設定変更
ver 1.1.0 翻訳API利用最適化
ver 1.0 初版